ヒヤリハット事例で夢を見た、実務実習 妄想事件簿
■薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業
下記 事例番号 100000055904
事例引用:2020年3月に下痢症状で薬が欲しいと来店。土曜日だったため、症状と併用薬を聴取して市販の漢方薬を販売。9日間服用したが症状に変化なし。受診勧奨を実施し、内科クリニックに受診。その処方箋調剤を継続した。4月よりロペラミドの服用を継続されてるが、下痢症状に変化がない。2020年7月に大腸内視鏡検査を実施。しかし異常はなしの結果。下痢症状は継続。再度併用薬との作用を考察した結果、併用薬として服用中のランソプラゾールの服用(2020年1月より)継続されているが、この副作用発現の可能性があると考えた。定期受診の8月に処方医宛に服薬情報提供書を作成して患者様にお渡しした・・・
この事例を読んで実務実習生の美咲が下記のような夢(妄想)を見ました・・・・
<妄想事件簿1>
実務実習生の美咲が、女性指導薬剤師に相談した。
「この患者さん、経皮的冠動脈形成術が施行された心筋梗塞後で、再発予防として【 ① 】が処方されていますが、たった今、再発で緊急搬送されてきました!」

心筋梗塞の再発で救急搬送!
薬歴を確認すると、過去に【 ② 】を服用後、遷延する下痢が続き中止になっていた。副作用報告書には「代謝酵素活性が低い可能性」と記載されている。
指導薬剤師は言った。
「なるほど。この薬は【 ③ 】で活性化されるプロドラッグ。酵素活性が低いと薬効が弱くなることがありますね」
美咲はうなずいた。
「つまり今回の再搬送は、薬が十分効かなかった可能性がある、ということですね!」
疑義照会の結果、医師も関連を強く疑い、【 ④ 】を実施することになった。

薬歴を見ると、過去の副作用発生にヒントが!!
■ここで五者択一問題
【Q1】空欄①に入る薬剤はどれか
A. ワルファリン
B. クロピドグレル
C. エドキサバン
D. ヘパリン
E. アスピリン
正解:B
【Q2】空欄②に入る薬剤はどれか、2つ選べ
A. ファモチジン
B. オメプラゾール
C. ランソプラゾール
D. スクラルファート
E. レバミピド
正解:B、C
【Q3】空欄③に入るものはどれか
A. CYP3A4
B. CYP2D6
C. CYP2C9
D. CYP2C19
E. UGT1A1
正解:D
【Q4】空欄④に入る対応として最も適切なのはどれか
A. 血中濃度モニタリングのみ
B. 腎機能検査
C. 遺伝子多型検査
D. アレルギー検査
E. 心電図検査
正解:C
★薬剤師国試過去問で再確認しようっと★

■第109回 問174(一般・理論) オメプラゾールの遺伝子多型による影響
■第103回 問194(一般・理論) 遺伝子多型と臨床効果。CYP2C19のPMでは、ピロリ菌除菌療法の効果が増強。
■第103回 問169(一般・理論)CYP2C19のPMで効果低下するのはクロピドグレル。
■第102回 問304・305(一般・実践)クロピドグレル。ステント血栓症を起こした患者の症例問題。
■第99回 問182(一般・理論)PCI後の狭心症患者におけるクロピドグレル抗血小板薬と、CYP遺伝子多型。

